高い塀や垣根を付けていなければ、家の中というのは、意外とみられていることがあります。もちろんワザと見ているわけではなく、なんとなく目が行くという状態ですから、通行人の方に否はないです。ただ見られる側としては良い気分ではないですし、お互い気まずい気持ちになります。
そこで目隠しフェンスを利用して外界からの視線をシャットアウトするわけですが、圧迫感のある通気性の悪い素材を設置してしまうと、外界の視線だけでなく、空気そのものも遮断してしまう可能性があります。また自分たちが外の景色を見る時に、真っ先に圧迫感のあるフェンスに気を取られてしまい、少し寂しい気持ちにもなることがあります。
そこで風通しの良い、かつ外界からの視線をシャットアウトできるフェンスが活躍するわけです。
防犯の観点からも有効なものです
通常のフェンスといえば、高さが1メートル前後と比較的低く、子どもも小学生にもなれば、中をのぞけるほどの高さになります。また通常のフェンスはいわば敷地を明確にして、不用意に侵入されないようにするためのものですから、視線に対する対策のものとしては適していませんし、大人であれば易々と侵入されてしまい、防犯という意味においても心配の拭えない所があります。
一方目隠しフェンスは高さが2メートル前後の物が多く、これを易々と乗り越えられる人はなかなかいないでしょうし、よじ登るようなことがあれば、不審者として通報されかねません。もちろんただ2メートル分のブロックを積み上げるだけではなく、通気性やデザイン、倒れて通行人に怪我をさせない丈夫さと下地、近隣の迷惑にならない形や大きさ、長持ちする素材などを考慮する必要があります。
あらゆる素材と形があるため家のデザインにも合わせられる
目隠しフェンスのメリットは周囲の目を気にする必要がなくなることです。ワザと見ているわけではない視線を遮ることができれば、安心してプライベートな空間を守るということに繋がります。また中を見せないという意味だけでは無く、室外機や掃除道具など日常の道具を隠す、家に彩りを与えるなど、外から魅せるという効果もあります。相反するようですが、そのような部分に視線がいくことで、かえって内部には視線はいかないものです。
また外からは見られたくないが、中からはある程度見えるようにしたい、空気の通りを悪くしたくない、光を遮りたくないと考えている場合、竹やすりガラス、格子状のウッドフェンスなど多くの素材もあります。DIYで作ることも可能ですし、もちろん施工会社に依頼することも可能です。自分たちの納得できるフェンスを一度、調べてみてください。あ